<最 新 情 報>

 

第72回夕凪俳句大会

 

  と き   令和元年6月2日(日)

  ところ    ホテルセンチュリー21広島

 

 〇互選入賞作品

 大賞  被災地の風分け合うや鯉のぼり    竹内 睦枝 

 準賞  囀を残し分校閉ざさるる         大久保信子

  〃   問診に小さき嘘や春の昼         塚本みや子

 

 〇佳作

   せせらぎの風に帆を立て水芭蕉      粟屋紀佐子

   宙にブラックホール地に蟬の穴       鎌田 正彌

   落石の鎮もる川や夏の月           筈谷 美保

   一合を頼りなく磨ぐ暮の春          浜田 幸子

   妙薬となりし一筆風光る            三上フミヱ

   鉄線や拳ほどかぬ男泣き           村本 恭三

   膝がしら透けるジーンズ春の風       植田トモ子

   文字小さき岩波文庫亀鳴けり        二宮千鶴子

   書きかけの稿そのままに春帽子       石田みつ子

   小石ひとつ遠く放るや啄木忌         植木すみ子

   影もまた農婦に然り春夕焼          弐百免啓子

 

 

     全員集合
     全員集合
   飯野幸雄代表あいさつ
   飯野幸雄代表あいさつ

  花人を待っている・・・
  花人を待っている・・・
   名句誕生!
   名句誕生!

 

夕凪春季吟行

 

と  き   平成31年4月7日(日)

吟行地   広島市京橋川緑道公園

 

<1句抄>~高得点句のみ~

 橋の名に軍都の名残さくら満つ         西尾 智子

 市議県議市長選挙日花万朶           藤本智恵子  

 岸によるたつきの芥花曇             石田みつ子

 戦禍知る工兵橋や春惜しむ           丸山 康子

 工兵橋揺れてわたしは花に酔ふ         藤本 陽子

 工兵を送りし桜かも知れず            川崎益太郎

 兵の父の渡りし橋よ飛花落花           村本クニ子

 風待ちの挿す棹のなき花筏            森野智恵子

 新しき元号のせて花筏               升田 浩子

 糸遊や兵士の足音木橋過ぐ            波谷 櫻女

 

  

 


平成31年夕凪新年句会

 

   と き 31114日 

   ところ ホテルセンチュリー広島21

 

  ○互選入賞作品

   大賞 マフラーにさらりと包む孤愁かな  植木すみ子

   準賞 余震なほ宙を見つめる捨案山子  戸板幽詩


   〇佳作

       茶の花や影絵のやうに里ねむり     徳毛佳美

    爪切りて爪を拾うて日向ぼこ       石岡正信

    新聞を広げたほどの冬日かな      櫻井美祥

    軟膏の匂ふ指先冬に入る        高田久美代

    ジェラシーを埋火として老いにけり   木村幸枝

    我だけは死なぬ気のする冬日向    浜田幸子

    風止んでつまらなくなり秋桜       永野真智子

    余生にも未来のありぬ麦は芽に     森 郁子

    秋茄子老いてますます自己主張     川崎千鶴子

    外つ国の空の色聞く初電話        片木節子

    寒紅や今なら言へる過去のこと     村本恭三

    日脚伸ぶ雲梯の子がへそ出して     佐々木順子

    切符買ふごと三年の日記買ふ      小路律子

    国境を旅券も持たず鳥渡る        片木節子

    平凡が良し平凡で良し牡蠣啜る     中山勢津子

    いにしへの土のこゑ聴く鍬始       浦島恭子

    代表挨拶
    代表挨拶
三篠俳句会と出席者全員の合唱
三篠俳句会と出席者全員の合唱

☆夕凪秋季吟行

 

  と き  平成30年11月16日(金)

  吟行地  安佐南区緑井地区・せせらぎ公園

 

 <一句抄>~高得点句のみ

  秋蝶と別れて歩幅決まりけり         植木すみ子

   冬川の薄日かへして雑魚群るる      徳毛 佳美

   寒禽や渡る木の橋石の橋         原田 妙子

  せせらぎの音も光も冬初め         村本クニ子

  飛び石に流れ遊ばせ冬の川      有田 幸枝

  流さるることの遊楽を番鴨           水口 佳子

  町騒を遠くに紅葉散り急ぐ          佐々木美登里

  跳べさうな川巾なれや秋津飛ぶ     徳毛 佳美

  走り根にたまる木の実や鳥の声     弐百免 啓子

  せせらぎにわが影ゆれる小春かな   為安 恵子

  対岸をつなぐ飛び石紅葉散る          窪田 順子

  茶房めく小児科医院小鳥来る      谷本喜代子

  ゐのこずち毟ってをれば又触れて   有井まさ子

  せせらぎの風が唄って園小春       粟屋紀佐子

  せせらぎに小さな中洲鴨の国       飯野 幸雄

  せせらぎは川を離れず冬の雲      川崎益太郎

  

  


   満奇洞(新見市)
   満奇洞(新見市)
  星空ペンションの前で
  星空ペンションの前で
    吹屋の町並
    吹屋の町並
  府中民俗資料館にて
  府中民俗資料館にて

 一泊吟行

 

    と き  平成301029~30

    ところ  岡山県美星町天文台など

 

      <一次句会>

       弁柄の褪せし街並み小豆干す    西尾智子

       冬うらら『電話二番』の珈琲店   淺田洋子

       満奇洞に偲ぶ晶子や紅葉燃ゆ    森野智恵子

       瓦・壁・格子ベンガラ赤とんぼ   川崎千鶴子

       鍾乳洞冷まじ時がぶら下がる    松本加代子

       馬止めの鉄輪の錆や残る虫     徳毛佳美

       秋日影連れてベンガラ色を変へ   平田香都子

       あっ!と言いえっ!とピーマン売れにけり

                         波谷櫻女

       秋惜しむベンガラ色の一筆箋    藤本陽子

       秋思なほ夕一便のバス送る     鎌田正彌

       錦秋の洞億年の時空かな      西濵恵美子

       満奇洞に姫も仁王も冬うらら    村本クニ子

       鍾乳洞出れば紅葉の明るさに    水内和子

       高速道のすすき穂ゆらすバスの影  加藤淑江

       秋麗や滑り育む鍾乳洞       粟屋紀佐子

       秋の風まとう隠し戸からくり戸   升田浩子

       朝霧やバスに揺られつ恋ふる里   下末かよ子

       ベンガラの染めるもみじ葉格子窓  川崎益太郎